刺繍生地の収縮について

先日購入した、イギリスのクラーク&クラークの生地です。リネンに刺繍が施されたとてもゴージャスなデザイン。ちなみに10cmで¥1000ほどする高価な生地です。

この手の刺繍が加えられた生地は、特にリネンはなのですが、非常に縮みます。型紙に合わせてカットし、裏に接着芯を圧着するとほぼ必ず収縮があります。これは、刺繍に限らずゴブランやジャガードでもよく発生するように思います。

型紙に重ねるとこれだけ差異が出てきます。ちなみに生地は念入りに水通しをし、スチームアイロンで地直しした後にカットしました。

なかなかのズレ具合ですね…。ここまでズレが発生すると、ダーツの位置などを修正して全体的に形を整えなければなりません。収縮が激しい生地を扱う時は私なりにコツがあり、ほぼ防ぐことができるのですが、それはまた今度書きたいと思います。

数えきれないほど小物を作ってきた結果、個人的にはポーチであっても、裁断前の水通しが必要だと感じました。裏地ももちろんです。

マリメッコ・ミニウニッコ マルチカラーのポーチ。

先日、水通しをして布目を整えたマリメッコのミニ・ウニッコ。

この生地でeikiの定番パターンを使ったポーチをつくりました。

いつもこの形のポーチにはタッセルを付けるのですが、なんとなく雰囲気が違うので…。

レザーのストラップをつけました。これが思った以上に持ちやすく使いやすいのです。

中はピンクのキャンバスです。マリメッコを代表するウニッコ柄は不思議と飽きがこないですね。似たような生地や雑貨は沢山売られていますが、やはりオリジナルとは全然違います…。

マリメッコの生地を使って作ったものは販売できないのがネックですが、幾つか作り貯めておき、お礼やプレゼントなどにしたいと思っています。

アルビッドソンズ、ミニ・ダーラヘスト 木馬のがまぐちポーチ

スウェーデンのテキスタイルメーカー、アルビッドソンズでつくったがまぐちポーチです。こちらはいつもお世話になっているお客様からのオーダー品です。サイドと中の色合わせに非常に悩み、正直なかなか取りかかれずにいました。ネイビーは無難な色で合わせるとなんとなく野暮ったくなるんですよね。色々と考えた結果、明るいグリーンになりました。

タッセルのご希望がありました。この口金にはカンがついていないため、革でタブを作りました。タッセルには、10年以上前にインドネシアで買ってきたトンボ玉を通したのですが、これがちょうどよいハズシとなり、自分では気に入りました。毒キノコのイメージです。

中はマスタードの綿麻キャンバス。この色のキャンバスはなかなか売っていないんです。

使った生地はアルビッドソンズのレクサンド・ミニ。1949年にCarola Bengtossonによってデザインされました。ミニ・ダーラヘストの愛称で長く愛されています。

スウェーデン、ボラス・Mitt zooで制作したポーチ。

スウェーデンのBoras cotton製から発売されている”Mitt Zoo”は私が大好きな生地です。Sven Fristedによるデザインで、「私の動物園」という意味です。虎や猿や鳥等の野生動物と植物が活き活きと力強く描かれています。

今回はこの生地を使ってポーチを作りました。なかなかクールで大人っぽい雰囲気です。

パイピングはいつもと違う、コットンの太いコードを使いました。これが太さがあるため、なかなか縫いにくかったです。タッセルはシルバーを合わせたらしっくりときました。

裏地はグリーンのコットンリネンキャンバスです。中には使い勝手の良いポケットを。

1メートルあたり¥7340と、なかなか高価な生地ですが、素晴らしい質感と飽きのこないデザインです。

▫️Boras スウェーデン・ボラス “mitt Zoo” ポーチ / ブルー

ミシンのある風景

今日はeikiのミシン部屋?というほどでもないのですが、色々とご紹介してみようと思います。上の写真は引っ越してきてすぐの頃の風景。まだ何もありません。ミシンは愛用のリッカーHA-1型です。

そして今はこんな感じでかなりゴチャゴチャしています。最近ジャノメの780dbを買ったので、用途に応じてアンティークのリッカーと使い分けしています。壁のリサとガスパールの絵はメルカリで見つけました。

ミッフィー展で買ったぬいぐるみ。もともと娘たちのものでしたが、放ったらかしにしてあったので保護してきました。

こんなお気に入りの小物がガチャガチャ置いてあったりします。

ふ窓辺にはベルが吊るしてあったり…

ドライフラワーが吊るしてあります。

ガーランド。基本お安く楽しめる雑貨で彩ります。

後半はあまりミシンと関係なかったですね。その辺はもう少し整理整頓してまた書きたいと思います。

アルビッドソンズ・テキスタイル、ミニダーラヘストのポーチ

いかにも北欧という雰囲気が気に入っています。スウェーデンのアルビッドソンズのレクサンド・ミニ。ダーラヘストという伝統的な木馬と花々が描かれたボタニカルなデザインです。この生地で…

eiki定番のポーチを作りました。パイピングコードで縁どりタッセルをつけました。

中はボルドーのコットンリネンで。

ベージュもつくりました。雰囲気が変わりますね。クラシカルな印象です。ヨーロッパの色使いは本当に綺麗です。

アルビッドソンズのポーチ ネイビー

アルビッドソンズのポーチ ベージュ

マリメッコの水通し

フィンランドのマリメッコの生地を購入しました。人気のあるミニウニッコです。商用利用は禁止されているので普段はあまり買わないのですが、自分が好きな色使いでお礼やプレゼントに使おうと思い切って買いました。生地も高価ですがオフィシャルのがまぐちやポーチは非常に高価ですので、なかなか手が出ません。

ところでマリメッコの生地は色落ち、縮みが激しいため、水通しと地直しが欠かせませんが、この手の海外の生地はなかなか難しいのです。

これはブルー。何回かすすいで水を変えた後です。最初はだいぶ色落ちして水が染まるので、そのまま放置しておくと白い部分が青く染まってしまいます。このような洗面台ではなく、もっとたっぷりの水をマメに変えた方が良いと思います。

こちらはハッピーカラーで昔友人にいただいたものです。やはりピンク系の色が出ますね。漬け置きする時間については所説ありますが、北欧系の生地はあまり長く置かない方が良いように思います。生地は水を吸って乾いていく時に収縮するそうなので、たっぷり水を含んだら洗濯機で脱水します。

脱水したらすぐに広げて干しましょう。重ねて干したりすると、高い確率で色移りします・・・。(経験済み)アイロンは裏側からあてて、布目を見て整えていきます。

これは水通しを終えて布目を整えたあとです。次直しした生地には印をつけるようにしています。ちなみにマリメッコの生地はこの大きさで¥1800くらいします。

マイヤ・イソラさんによって1965年にデザインされて以来、マリメッコを代表する柄となったウニッコ。やっぱり飽きがこなくていいですね。

水通し方法については自己責任でお願いします。

アルメダールス、ベラ・ミーのメガネケース

北欧を代表するテキスタイルメーカー、アルメダールスの生地でがまぐちのメガネケースを作りました。

デザインはベラ・ミー。綺麗なブルーが印象に残ります。

この北欧独特のプリントの色合いが好きなんです。ざっくりとした平織りの生地も良い。

裏地はマスタード色のコットンリネン。間にはキルト芯をはさみ、ふっくらと柔らかな質感になりました。

クマとキノコとペンギンと・帆布ブックカバー

11号帆布にクマやキノコが落書きみたいに描かれた生地でブックカバーを作ってみました。なんだか楽しげなカバーができあがりました。

帆布は使いこむほどに生地が柔らかくなり、手に馴染んでくるので、愛着が湧きます。

裏側には明るいグリーンのオックスフォード。オックスとは言っても厚手なので、キャンバスのような質感で張りがあります。帆布との素材感が合っていると思います。

栞には木馬のリボンを使っています。しなやかで高級感があり丈夫です。縫い目も裏・表ともに綺麗にできたと思います。

価格は¥1280です。

ご購入はこちらから。「クマとキノコとペンギンと。帆布のブックカバー」

Modaのクリスマスのポーチ

アメリカ、moda(モダ)ファブリックスの生地で作ったクリスマスポーチです。

ニワトリか七面鳥でしょうか。風見鶏のようにも見えます。どことなくドイツなどのヨーロッパのクリスマスを連想するデザインです。

縁にはパイピングコードを挟みこみました。キラキラのシルバーで目立ちます。高価なパイピングですが、やはりこれにして良かった。納得の仕上がりです。

裏地はラベンダーのシーチング。ホワイト×ラベンダーの組み合わせはよく使います。なんとなく好きなんです。

季節限定品です。

ご購入はこちらから。